命をかぞえる
夏の風物詩、ゴキブリ。少なくとも我が家ではそうだ。
この夏、僕は7匹のゴキブリを家で殺した。言い換えれば、僕は7つの命を殺した。
人間とゴキブリと言えど、持っている命は共通。命そのものに悪いやつ良いやつなんてない。それを踏まえて考えてみると、僕がしたことは残酷なことなんだろうか??
毎日のように児童虐待と高齢者行方不明の問題が報道されている。
ここにあるではないか。僕がしたこと以上に残酷なことが、この日本という国に。
母の名を叫ぶ子供の声。本当に悲しい。断たれる命もあれば、すっかり忘れ去られてしまう命もある。本当に、寂しい。僕は今、この国で起きている異常さを「命」を通じて痛感する。
そして昨日、8月6日。65年前のこの日、広島に原爆が落とされた。僕はそれを知っている。もちろん、知っているだけ。被爆体験者でもなければ、戦争体験者でもない。後世に語り継ぐ戦争体験者がいなくなる日は必ず来てしまう。歴史は繰り返されるのか。そんな事があってはいけない。戦争の記憶を風化させてはいけない。絶対に。
でも、現実はどうか。昨夜、民放各局はゴールデンタイムにこぞってバラエティ番組。万一、嫌な記憶を笑って吹き飛ばそうなんて意図があったなら許されるわけもなく。65年前、どれだけの広島の人々が失意の中、途方に暮れていただろうか…。
戦争の記憶を語り継ぐ義務を日本人は決して忘れてはいけない。

「命」。それは最も身近で複雑な問題。
ゴキブリよ、「ムカつく、何でいるんだよ!」そんな感情だけで殺めてしまう僕をどうか許せ。
ジョーでした。
- Published:
- 8.7.10 / 5pm
- Category:
- 自分たちができる事
