「地方鉄道の明日」

こんにちは、サムスンからバトンをもらったトレインです。
先日、私はとある地方鉄道に乗ってきました。電車の車窓からのどかな田園風景が広がっていて心が癒されました。

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ところで、皆さんは日本の地方鉄道の現状をご存知でしょうか。
日本には百ほどの地方鉄道がありますが、その地方鉄道、今大きな転換期を迎えています。その多くは、利用者減少による存続危機。地方鉄道に乗るとわかりますが、利用者の多くは学生や高齢者で、都会の通勤ラッシュはありません。
一日中車内ガラガラという鉄道もあり、これは深刻な問題です。

利用者減少について共通する原因はモータリゼーション。移動手段の多くは自家用車の時代になり、沿線住民による鉄道利用が減り、地方鉄道は自家用車を持たない学生や高齢者の輸送に収入源を依存している状態になったからです。
もう一つ挙げられる原因が「負のスパイラル」。これは、利用者の減少により、運賃の値上げを実施、運賃の値上げで、さらに利用者数減少に繋がる。この悪循環がまさに「負のスパイラル」で、地方鉄道の多くの悩みの種なんですね。

経営悪化や、最悪の場合廃線に追い込まれるケースが近年増えていますが、鉄道が廃線になってしまった場合、沿線の交通はどうなってしまうのか皆さんは知っていますか。

廃線に追い込まれた地域では、多いのがバスを代替交通として整備する方法です。でも、バスが鉄道の代替交通として十分な役割を果たしているのか私には大きな疑問です。皆さん想像してみてください。山手線がバスになったら、大阪の環状線がバスになったら、どうでしょうか。今まで30分で行けた所にも、それ以上の移動時間を要してしまいますよね。加えて、ダイヤも道路状況によって不安定です。

日本のバスは、今日まで、鉄道駅などから二次交通として各地域へと人々を輸送してきました。長距離の移動を大量に且つ早くする鉄道は、人々の通勤圏や生活移動距離を格段に拡大させ、その鉄道に接続する二次交通として、路線バスは地域交通の利便性を格段に高めてきました。鉄道が廃線になると、バスが地域のメインの交通として機能しなければなりません。そうなれば、生活上の移動距離が制限される人々が高齢者や学生を中心に必ず出てきます。

重要なのは地域のインフラという視点。鉄道やバスなどの交通は地域のインフラであり、地域の資産です。地方鉄道を必要とする高齢者・学生・地域外からの訪問者からすれば、鉄道の廃線から受ける影響は大きいです。「地域の生活の基盤を支え且つ発展を支えるインフラとしても鉄道は存在している」という意識が薄れてきているのではないでしょうか。
 
「単純に利用者が減少したら廃線すればいい、バスに転換すればいい」そのような考えによって、明日の生活に困る人が生まれてしまうことを、この記事を読んで理解してもらえたら幸いです。

以上、トレインでした。明日はネーブルです!よろしく!