妙見山からきたチビ猫
いつの間にか5月も三日経ちましたね。
4月は毎週末遠出していました。福島、掛川(マラソン)、大船渡。
そして4月最後の週末は京都・大阪に行きました。
京都では一足早い母の日ということで、お姑さんとつとむ君と哲学の道をのんびり散歩。途中で頂いたお抹茶とわらび餅は美味。
「あの蕨餅、美味しかったね」と和菓子屋の前を通る度にお姑さんは言っていました。

さて翌日日曜日、急遽、大阪の妙見山へ行くことに。
妙見山の麓に日本で有数の動物救援組織、NPOアニマルレフュージュ関西(通称ARK)があります。
ARKは東京にも拠点を広げうちの大学近くでも活動していますね。東日本大震災では被災地のペット救済も行っています。
実は、被災地の動物救済情報収集のためにARKのHPをみていた時、たまたま目にした一匹の猫の写真が気になりました。
その子の名前は「てる」。きじとらの男の子。
捨てられて、風邪ひいて、そのせいで目の膜がちょっと癒着してるんですが、なぜかその顔に惹かれました。関東の動物救援組織の会員なのに、わざわざ関西までと思う人もいますが、動物との出会いも人間と同じで縁なんです。「てる」君の話を家ですると、反対されるどころか、ツトム君はすぐにARKに里親の申込みをしていました。

きちんとした動物救援組織は里親希望者の家の状況や間取り、飼い主の生活など詳細情報をききます。
面接もあります。何度も面接することもあります。審査が厳しい理由は、再度捨てられたり、実験動物として払い下げられることを防ぐため。うちも「てる」君の里親に相応しいかどうかの面接となりました。もちろん夫婦揃ってが条件。
前置きが長くなりましたが、これが大阪の妙見山に行った理由です。
それにしてもARKまでかなり遠かったです。梅田から阪急電車で乗り継いで妙見口へ。そこからバス。バスを降りてさらに徒歩50分くらい。



小さな山間の集落の外れにARKはありました。
「こんなところだったら動物たちは幸せだろうなあ」と思わずにはいられないような自然。
犬や猫など合わせて400頭もの動物がいるARK。アヒルがいる小川を渡るとたくさんの犬たちがお出迎え。
中には今回の震災で救出された犬たちもいました。飼い主さんが見つかった子。まだ見つからない子。どの子にも名前や性格、いろんな情報が書いてあって、読むだけでその子のストーリーを思いはせてしまい、前に進めなくなります。
一度会ってみたかったARK代表のエリザベス・オリバーさん。
「ここに来る動物増えているんですか」と尋ねると、「増えてる。大変なの」とちょっと苦しそうな表情をみせていました。
ARKは阪神淡路大震災の時に600頭近い被災動物を受け入れたことから大きくなっていった組織です。
あれから16年。ペットブームによる捨て犬猫の増加、そして今回の大震災。
救っても救っても増えていくという状況は大変なものだと思います。
スタッフさんに連れられて、いよいよ猫部屋へ。
幾つにも分かれた部屋の一つに「てる」君がいました。
いや~、懐っこい。抱っこするとゴロゴロゴロゴロ♪ほんとに可愛い。
そのお部屋の同居猫たちもみんなよしよし。どの子もうちに連れて行きたくなります。
今日は面接だけかと思っていたら、「良かったら連れて帰ってもいいですよ」と。
おおっ!かごをお借りして、家に連れて帰ることになりました。
沢山の電車を乗り継いで大阪へ。そして最後は新幹線。
連休で混んでいたのでグリーン車。「てる」君の料金は270円とスーパー安かったです♪



家に着くと、チャップリン、ドリーム、ビーンズの三匹が「猫付き帰宅とは何ごと!?」とご機嫌ななめ。
フーフーハーハ―と言い合っていますが、三日経ってみんな少し慣れてきたよう。
今は4匹ともスヤスヤとお休みです。

ちっちゃくても、何とか懸命に生きようとする命。
それは人間も、犬も、猫も、牛も、豚も、うさぎも、みんな一緒ですね。
うちの子たちは幸せだと思います。
同じように、今辛い思いをしている動物たちが幸せになるように、できることをしていきたいです。
まずは救える命を救うことから。
「てる」の表記を「TERU」「テル」「てる」のどれにしようか迷っている、かなともでした。
- Published:
- 5.3.11 / 3pm
- Category:
- かなとも事
