世界報道写真展2010
毎年恒例となった世界報道写真展。
やっと今日行くことができた。
朝一番に行ったが、すでにかなりの人が来ていた。

写真展の入り口に委員長の言葉が書かれている。
私は必ずこれを読む。
その年の傾向、フォトジャーナリズムの未来など、挨拶の言葉以上に示唆に富んでいるからだ。
2010年の委員長の言葉の中に、やはり、心に残るものがあった。
“見てすぐに理解できない写真に大賞を与えてよいものか”
委員会では、大賞候補となった写真を巡ってかなり議論されたそうだ。
写真はすべてを語るわけではない。深い意味は見てすぐにわからないことも多い。
今年の大賞となった写真。確かに、もっとインパクトの強い写真がある中で、分かりにくい。
しかし、その写真が対象としていること、それ自体に大きな意味があった。

今年も多くが戦争や紛争、環境問題、社会問題といったテーマが多かった。
凝視することができないような写真。立ち去ってからも脳裏に焼き付いて離れない写真。
写真は自分と世界、自分とその問題を行ったり来たりさせる回路のようだ。
どの写真もフォトジャーナリストの覚悟と執着を感じずにはいられない。
8日の日曜が最終。メディアを学ぶ人たちには、是が非でも見て欲しい。
かなとも
- Published:
- 8.8.10 / 12am
- Category:
- かなとも事
