七ヶ浜の子供議員*『震災復興ふるさとゆめ議会』

「とどけ、ぼくたち、わたしたちの声」プロジェクト。第七回目の収録は宮城県の七ヶ浜町。メンバーは、じゅり、べーやん、そして久々の登場、我らがダイゴさんです。

この町は、昔、七つの集落があったことから「七ヶ浜」と名付けられ、島のように海に突き出した形が特徴的で、町のキャッチフレーズは「うみ・ひと・まち 七ヶ浜」。
海がすぐ側に広がる七ヶ浜。今回の震災で大きな津波の被害を受けました。

この七ヶ浜で、「震災復興ふるさとゆめ議会」が開催されました。

これは小学5年生から中学生3年生のこどもたちが議員役となり、七ヶ浜の街をよりよくするため、日頃感じていること、疑問に思うことなどを街づくりの案に変え、町長さんの前で発表する場です。

仙台市議会は、このこども議会を平成15年から実施しており、今までたくさんの子供たちがこの議会で自分たちの街づくりに貢献しようと、様々な提案をしてきました。

しかし、震災後、初めて行われたこの議会は新たに「震災復興」の文字が付け加えられました。

今回発表したのは七ヶ浜に住む小中学校5校から集まったこどもたち、合計5チーム。

本番前、控室でチームごとに最後の確認をする、そわそわした様子の子供たち。
議場に入ると、ぞくぞくと町長さんや町役場の方が入場。傍聴席には小中学生や親御さんらが席を埋め、緊迫した雰囲気のなか、議会の開会を知らせるブザーの音が鳴り、議長をつとめる中学三年生の男の子の開会の言葉を初めに、議員の子供たちが1チームずつ発表を始めます。

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ブー……「それでは始めます。」

さっきまで緊張で笑顔も見られなかった子供たちが、自分たちが今回の震災で何を感じ、こういう理由で、七ヶ浜をもっとこうしたいんだ、と、落ち着いて、堂々と話す姿に会場は釘づけに。

事前に調査したデータをまとめ、街づくり案を大きな模造紙に描き、町長さんや私達にその想いを伝えてくれました。
「笑顔あふれる、元気な街に。」
「たくさんの支援に対して感謝の気持ちを伝えよう。」
「節電をしよう。」
「避難経路の看板を作りたい。」

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自分たちの身近なところから、できることを見つけ、形にしようとする子供たちの姿。

「震災復興」という言葉に濁され、大人たちが忘れがちな、ごくごく当たり前のことを子供たちは訴えているようにも感じました。

発表を終え、ホッと一息ついた子供たちは
「緊張しましたっ!」
「自分たちが考えたことが少しでも町の役に立ったらいい」
「町長さんに、自分たちの想いは届いたはず。」
そう話してくれました。

この日に発表された子供たちの案で是非、未来の七ヶ浜を彩ってほしい。
素直にそう感じます。
しかし、形にするためには、子供たちだけでなく、大人の力も必要です。

子供たちが大人になっても、自分たちの七ヶ浜を引っ張っていきたいと思えるように、まずは今の大人たちが、子供たちの声に耳を傾け、子供たちにアイディアの実現への可能性を広げてあげたい。そう思います。

それは、七ヶ浜だからではなく、被災地だからでもない。
どこにいたって、同じこと。

七ヶ浜の子供議員が、街づくりへの第一歩を踏み出す姿。

ぜひ、聞いてください。

べーやん*